信貴山方面へ元旦・初日の出を拝むサイクリングライド!
いろいろ大変だった2020年。逆に楽しかったことがあまり思いつかない年でした(ちょっと言い過ぎ)。来年、2021年はより良い年になればいいなあ、という思いで初日の出を見ることにしました。実は初日の出を拝むのは人生初で、どんなものなのかを知りたかったというのもありました。
計画としては2週間前から考え始めました。が、案外どこも人気スポットばかり。正月の朝から長距離を走る気はなかったので京阪神や奈良で調査。
基本方針として、人が少なそうな穴場を探していました。その中で生駒山地を探っていくことに。結果として、龍田古道の里山公園の少し北側のスポットを狙うことにしました。この時はまだ良かったのですが、、、。
奈良県の初日の出時刻は7:04でした。また、ポイントまで結構登る感じだったので時間に余裕を持ちました。
自宅発は3:40。
1人待ち合わせに遅れてしまい、40分くらい予定がずれましたが、余裕があるので心配なし。正月から早起きなんて辛いですよね。
大和川沿いを走り、高井田から府道183号に入ります。川沿いは淀川よりなぜか明るく、少し安心。とはいえライトがないと、歩いている方に衝突してしまうので慎重に。わかっていたことだけども、夜の河川敷はむやみにスピードを上げられない。
高井田を過ぎるとしばらくして上りが始まります。最初はいいとして、途中から結構な激坂。
信貴山(青谷ルート)として知られているようですが、最高斜度は19%ということでした。1ヶ月ほぼ自転車に乗れていなかった人には地獄。やっぱり押し歩き。他の2人は顔がすごかった、、、。寝起きだしね。
なんだかんだでポイントに近づくと、右手に奈良の夜景が結構はっきりと見えてきます。その景色の素晴らしいこと。
私が奈良に詳しければいろいろわかったのかもしれませんが、名阪国道以外よくわからず。勉強しよう。そういえばこの夜景を見る限り奈良は結構都会。
さて、ポイントに着くと車がすでに3台くらい止まっていました。あれっ?穴場だよね?
でも道路に路肩も特にないので、車と車の間に自転車を止めて、車を安全地帯を作る道具とさせてもらう。
さて、、、。早く着きすぎました。初日の出の1時間半前にポイントに到着。それゆえに後は寒さとの戦いです。車の中の人がうらやましいぜ!
だんだんと日が上ってきますが、だんだんと末端の細胞がおかしくなってきます。感覚がなくなっていきます。細胞壊死してないよね?
ところで、先ほどから人がえらく増えてきました。20人くらいのサイクリング集団が襲来。また、5人くらいの自転車グループがいくつか。また、車も続々と増えて7台は止まっていたかな。
その人たちがなんともなかったら良かったのですが、ちょっと柄が悪そうな人たちでした。せっかくの澄んだ空気をたばこで汚してしまい、そしてがやがやと騒がしい。土地柄かは知りませんが、居心地は悪かったですね、、、。
それを無しにすると景色は最高。まもなく日が見えてきます。予報では曇りに近かったですが、ここにきて初日の出を拝めそうです。
東側にある山々の山の端が熱された鉄線のようにだんだんとオレンジ色を帯びてきます。そしてその幅がどんどん広がっていきます。
そして!
肉眼で見ると、太陽から無数の黄色の光線が出ているように見えました。日が出ると共にその光線は私たちの目に届き、大地に届き、この奈良の地が明るくなっていきました。
ちょうど雲が2層になっていて、下層が向かいの山々と同じような高さにあったので、一度日が雲に隠れます。
そして、もう一度太陽が姿を表します。こちらは光を全開で出してきました。あたりが本格的にぱあっと明るくなっていきました。2021年がこのようであればいいなあ。
きれいだなあ。
昔から日本人が初日の出を拝んできた理由がよく分かりました。素晴らしかった。
やっぱりカメラに収めようとしても、目に飛び込んでくる光線の感覚は伝わりません。直接、直に見て初めて感動すると思います。
さて、後は帰るのみです。もと来た道を帰りますが、危険なダウンヒルです。油断すると即事故なのでブレーキ全開でゆっくりと、安全運転でいきます。指先が機能しなくなるまで耐えて、ようやく麓まで降りてきました。
コンビニのカップ味噌汁は最高でしたね。
家に帰るのがなぜか8時台になりそうで走り足りなかったので、ついでにおおさか東線の未収集スタンプと時刻表を5駅くらい集めてから帰りました。それでも家には白昼に帰ってきたので違和感満載でした。
初日の出は良かったですが、スポットは改善の余地ありといったところ。でも来年行くかと言われれば、、、。行くかも。
冬の時期はサイクリングに足がなかなか出ませんが、それでもまたどこかにいきたいなと思ってしまいます。
次はどこに行こうかな。
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