Thunderbird 自転車旅行記

個人的なサイクリング旅の備忘録 サイクリングをしながら鉄道も楽しむ旅へ。よく駅に寄りながら線路沿いをサイクリングしています。現在、サイクリングと並行して駅のスタンプを収集中です。

大阪→和歌山をさくっと自転車旅!


久しぶりに天かけラーメン食べたいな……。

というわけで行く当日に思いつきで和歌山まで行ってみることに。これまで何度か和歌山まで行ってきましたが、今回のルートもなかなか良かったかもしれない。

さっそく自転車を出して……。
あれ?空気が入らない。
しっかりとパンクしておりました。
チューブ交換して出発。

今日行くことは決めておらず、突発だったので出発は昼過ぎ。夕方には着くでしょうか。

走り始めるとなぜかチェーンが空転。
最近チェーンを変えたのでまだ馴染んでいないみたいでした。序盤から結構トラブルが多くて心配になって来ました。峠登れるかな?

大阪市内を抜けて大和川を渡り、堺の街へ。
いつも通り旧26号で南下していきます。
自転車レーンがあるのでとても走りやすいです。

この日もロードバイクに乗った人と大勢すれ違いました。といっても大阪方面は大勢だったのですが、和歌山方面はほとんどおらず。なんでだろう。

まずは浜寺を通過。今日は休日なのでバーベキューのいいにおいがしました。
浜寺公園の旧駅舎が洋風でおしゃれな駅舎なので一見の価値があります。

そういえば近いけど公園自体は一回も行ったことはないなあ……。

しばらく進むと南海の高師浜線をくぐります。
今は工事中で代行バスで運転中。
終着の高師浜駅はスタンドグラスのあるこれまた洋風のいい駅なのですが、どうなるんでしょうか。

南海電車は車両もさることながら駅舎が素晴らしいと思います。ただ古いのではなく味のある懐かしさが感じられます。

阪和線も阪和電鉄時代の駅舎がやはり趣があり良かったようです。今はほとんど現存していません。


道沿いにお店が増えてくると泉大津。
大きな街ですがどの辺なのかイメージが湧きにくい。阪和線で言うとだいたい和泉府中くらい。

ちょっと行くと忠岡町で、小さな街なのですぐに岸和田市に入ります。もうここまで来ました。

市の中心部に大きくカーブするところがあり、それを過ぎると左手に岸和田城が見えます。

実はここまで昔の道である紀州街道がずっと並行していて、この辺りは古い街並みが保存されています。

阪和間の自転車の移動だと案外、紀州街道でも走りやすいのでいいかもしれません。そのかわり生活道路なので徐行が基本です。

次は貝塚。そして泉佐野。
大阪にしては流れがいいのでさーっと来れます。

泉佐野からは先ほどから登場している紀州街道の道をたどって行ってみました。

大阪から和歌山市内に行くルートとしては南海沿いの孝子峠と阪和線沿いの雄ノ山峠があります。

個人的には雄ノ山峠の方が交通量が少なくマイペースに行けるのでそちらで和歌山を目指します。

雄ノ山峠のアプローチ路として紀州街道が自然につながるのでルートに入れてみた次第です。熊野街道とも言うみたい。

およそ府道64号をたどって行きます。
車幅は1.5車線くらいでしょうか。スピードは出せませんが雰囲気も良く、空港道を越えると田んぼも見え始めていい感じ。

道がちょっとわかりにくいので予習は必要そうです。

途中の和泉砂川駅前には松源という地元のスーパーがあるようで、一回行ってみたかったのですが気付かず通り過ぎてしまっていました。
また今度行ってみよう。

63号との交点のローソンで補給。
最近ようやく暑さもマシになってきましたけれどもやはり昼間はまだ暑いです。ガリガリ君を食べて復活!

和泉鳥取の駅をかすめて、大きな道路に出ると登り始めます。
とはいえ勾配も緩めで助かります。

途中、山中渓の駅の横を通過しますが、駅舎が新しくなっていました。最低限の設備だけですけれどもトイレもきれいになって良かったのではないでしょうか。

引き続き登ります。
線路沿いの坂道の安心感はかなりあります。
だいたい坂も緩やかなので。

ここで何人か自転車乗りの人を見かけるように。それでも少ないのは、和歌山側の登りがきついからなのかも。

和歌山県に入って、高速道路をくぐり、もう少し登っていくと頂上。そして、一気に駆け降りてしまいます。
カーブも急で坂もきついのでゆったりと。

和歌山県側最初の市はもう和歌山市。
あとは7号線で西へ西へ。

六十谷橋を渡って、右折すればあとは道なり。
なかなかわかりやすい!

柳通りで市内を南下します。
さすがに走りにくい。
通りの名前にもなっている柳の木が確かに街路樹としてありました。

ゴールは和歌山のイズミヤにあるグリーンコーナーです。だいたい着いたのは15時前くらい。

さっそく天かけラーメンを注文。
ピークの時間を外したつもりが、なぜか行列が。
市民の人はおやつ代わりにソフトとか食べる時間なのかも。いいなあ。

ラーメンをいただきます。
これこれ!っていう味ですね。素朴ながらもだしの効いたスープと喉越しの良い麺でするすると食べすすめてしまいます。紅生姜がさらに食欲をかき立てるいいアクセント。あっという間になくなってしまいました。うまい!

1杯大盛りで440円。並で390円。(それぞれ税込)
この安さもいいですね。
めちゃくちゃうまいというよりは、うん、これ!っていうか。今日はこのためにここまで来ましたので笑。やっぱり惹かれるものがあるのでしょう。

食後はもちろんグリーンソフト。
お店なので市販されている「かたいの」とは別に「やわらかいの」もいただけます。
さっぱりとした味わい。濃厚な抹茶というよりはさわやかな抹茶味です。さっぱりとしています。若干、しゃりしゃりとした食感も魅力的です。

いろいろ抹茶ソフトとか食べて来ましたが、何個もいけるのはこのグリーンソフトだけです!!
(食べ過ぎ注意)
個人的にアイストップ3には入ってきます。

抹茶感を求めてる人には物足りないかもだけど、なぜかハマってしまう。私も最初は全然抹茶ちゃうやんと思っていましたが、やっぱり食べたくなる。不思議。

ちょうどくじ引きのキャンペーンがあって、3等のソフトまたはマグネット引換券が当たりました!
ソフト2個目はやめとこうと思い、マグネットと交換。
グリーンコーナーのマスコット、グリンちゃんかチャーミーちゃんのどちらか1つ。
とりあえずグリンちゃんのマグネット1つと交換。シート状のマグネットで、かわいらしいです。
結局、相棒のチャーミーちゃんと一緒じゃないとかわいそうでそちらは別に購入しました。
グリーンコーナーのファンかも。

お店を出て、一度行ってみたかった和歌山城へ。
紀州徳川ということから分かるように、代々徳川家の領地だったみたいですね。なんで!?って思ってしまいますが昔は物流の重要な地域だったそうです。

ゆっくり食べたせいで時間ギリギリで城に駆け込み。昔の人も大事な知らせを持ってくる時はこんな気持ちだったのかも。
実は山の上にあるので息が切れそう。


城内には兜や刀、鉄砲の展示のほか籠なども見ることができました。
最上階からは見晴らしの良い展望が!

西を見るともうすぐそこに海が見えます。
海に近い和歌山市は海上交通で重要だったのかもしれません。
正直こんなに近いとは思わず意外だった、というのが個人的な印象です。

帰りにめはり寿司を買って帰ろうとお店に寄りましたが、大繁盛中で今日は無理そうとのこと。
そんなに人気なのか!

というわけで和歌山駅から輪行で帰りました。
帰りの車窓で、道沿いに提灯が並んでいるところがいくつもありました。
この時期にお祭りが多いのかな、なんて想像しながら大阪に帰ってきました。

休みの日でも、神戸や京都と違って遊び帰りのような人が少なくて落ち着けるのも和歌山のいいところだと思います!(結構重要かも)


というわけでさくっと和歌山へ行ってふらっと市内を廻ってきました。
距離もそれほどで気軽にいけるのが和歌山の魅力。

※和歌山市以南は話が変わりますよ!笑

また天かけラーメンとグリーンソフトが食べたくなったら来るんだろうなあ。