酷道の国道371号経由の高野山ヒルクライムでボコボコにされてしまうライド!
いよいよ夏本番という感じで、ちょっと外に出ただけで汗が止まらない季節になりました。とにかく暑い!!
すると、こういう思考になります。
暑い→涼しいところに行きたい→そうだ高野山に行こう!
僕の中で涼しいといえば高野山なので、目的地に設定。前回は国道370号、つまり一般的なルートで行き、見事に撃沈。今回は違うルートということで国道371号のルートで高野山を目指すことに。
あとで類を見ないほどの撃沈度合いになるとは……。
朝は早めに出発して、いつもの石川→トトロ道→紀見峠のルート。結構順調に進みました。
橋本で水分補給と食べ物を買っておきます。この先高野山まで何もないので。
太陽が出て来ると暑い。汗が止まりません。
さて、いよいよ本番のヒルクライム。
線路を渡って、いきなり登り。そのあとちょっとゆるむのですが、今度は終わりのない登りに突入していきます。結構傾斜もあってきつい。
林の中で影になっているので涼しいのが救いです。
結構登ったところで、今度は下りに転じます。なんと、いったん川筋まで下っていき、そのあともう一度登り返すという。坂嫌いのレベルが2ランクくらい上がりそう。
結構下る下る。
周りに何にもないし、交通量も本当に少ないので心配になってきました。
丹生川(にゅうがわ)という川まで降りてきました。
この丹生川沿いのルートは最高に気持ちがいい!!
大自然の中を川の水が勢いよく流れる音を聞きながら進んでいきます。このあたりは涼しいどころではなく寒いくらいでした。ここまでの疲れがふっと飛んでいくような美しい景色がずっと続きます。
ここまできてよかった、そんなふうに思いました。
ここで食べたおにぎりが最高にうまい!
こんなにうまいおにぎりがあるんだ!と感動。
川の水も非常に綺麗で、いっそのこと入ってしまいたいと思っていました。たぶんもう少しすればそんな人がいっぱい出て来るでしょう。
途中、やどり温泉という施設があります。こんな山奥にって感じです。一度行ってみたい。
道なりに進むと、ラスボスの登りがやってきます。
高野町に入ったところから登りが始まるのですが、これがやばい坂です。
地図で見るとずっとくねくねした道なだけのように見えますが、ずっと上り。斜度も結構きつく感じました。かなり精神的にきつい坂で、途中なにもなくただくねくね道をひたすら上るだけです。
景色がほとんど変わらないので進んでいるのが全く感じられず、だんだんつらくなってくる。
上りはゆっくりとしか登れないのでぼちぼち頑張るけどあまりにも長い。暑さで汗が滴るほど出てきた。
カーブを過ぎるたびに思うこと。
「ええー!?まだー!?」
「これで終わりじゃないの!?」
しばらく登っていくと、集落に出ます。
ようやく進んだ実感が出てきました。
「きっと高野山はもう少しだろう」
しかし、集落を抜けても一向に高野山らしきものはない。むしろ坂がより厳しくなってきた。
またあのくねくね坂。無限に続いてる気がした。
静かなる格闘が続く。。。
よーーやくピークのトンネルに到着!!
たぶん今までで一番きつかった。
しっかりボコボコにやられました。
トンネル前からの眺めは結構いい。でもしっかり見る余裕はなくとりあえず高野山山内へ。
奥の院まではすぐ。ようやく到着しました。
近くの駐車場にある自転車ラックにとめて、奥の院へ参拝します。正直坂でやられてフラフラで行く気が失せてしまっていましたが、これだけはやります!
やっぱり高野山はいいところ。落ち着きます。
参拝している人は平日ということもあってほとんどが外国の人。確かにここは来て間違いない。
参拝後はコンビニで水と食べ物を補給します。
坂のとこで水が切れかけで危なかった。
さて、ここからどうするか。
せっかくなので坂を下っておきたいのは間違いないのですが、橋本に下ってもまだ早い時間。
なんなら和歌山まで行ってしまおう!
というわけで市内まで向かいます。
グリーンコーナーのてんかけそばとソフトでしめようという算段です。
紀ノ川沿いを淡々と、ではなく県道4号→3号と行って山の中を紀ノ川と並行に進むルートで。全体的に下り基調です。
とりあえず矢立まで降ります。毎回道路の線形が良くなってて、ダウンヒルを存分に楽しめます。
矢立から国道480号。国道370号より圧倒的に線形が良くてびっくりしました。一度こっちでダウンヒルしてみたい。
途中で県道3号へ移り、西へ西へ。のどかなところをややくだりながら飛ばしていきます。結構走りやすい。西日が強くなってきた。
この前の大雨で橋が壊れたり、ガードレールに草が巻き付いていたりなど被害が生々しく残っているところがありました。実際にみてみると結構ショック。県道の部分は片付けられて走れるようになっていました。
大雨で一番被害を受けるのはこういうところなのか……。
淡々と走り続けていると、久しぶりの平地に出てきました。
あとは紀の川沿い。夕方だったこともあってか謎の小虫が大量発生して、群になって襲ってくる。
ちょっと多すぎてびっくりした。ひどいやつに突入した時には思わず止まってしまうほど。
最後は虫との闘い!
やっとのことでグリーンコーナーへ到着。今回は本店で。高野山の坂と闘い、夏の暑さと闘い、そして無限にいる虫と闘った。勝利の味はまさに格別。
あっという間になくなってしまった。
和歌山市内の銭湯に入ってさっぱりした後、和歌山駅から輪行して帰りました。
今回の旅は距離はそこそこでしたが上りメインで過酷なことになりました。最後の虫地獄の時はもう頭がおかしくなりそうでしたがなんとか和歌山市内までたどりつくことができました。
でも、なぜかもう一度行ってみたくなるルートだったんだよな……。あんなに大変だったのになあ。
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