Thunderbird 自転車旅行記

個人的なサイクリング旅の備忘録 サイクリングをしながら鉄道も楽しむ旅へ。よく駅に寄りながら線路沿いをサイクリングしています。現在、サイクリングと並行して駅のスタンプを収集中です。

大阪市内を抜ける筋 自転車でどれが一番走りやすいか?

大阪南部から神戸、京都方面へ行こうと思えば必ず大阪市内を通らなければならない。が、この大阪市内がなかなか走りにくい。信号が多く、待ち時間は長い。車の交通量は多く、常に危険にさらされているというところはある。では、いったいどこの筋を通れば良いのか。個人的な意見とともに考察したい。


※現在、調査中のものもあります。


今回取り上げたい筋は、10個。

西から

1.新なにわ筋 2.なにわ筋 3.四つ橋筋N

4.御堂筋S 5.堺筋N 6.谷町筋 7.今里筋

8.内環状線 9.中央環状線 10.外環状線


Nは北行きのみ。Sは南行きのみ。自転車なら逆走できなくもないですが、基本的には避けた方が良いでしょう。

9と10は大阪市内ではありませんが、都心を回避するにはこれらの道路も一つの選択肢と考えられます。


では、それぞれの道路の分析です。

1.新なにわ筋 

大阪府道29号大阪臨海線

野田阪神ー阪堺大橋

主だった筋の中で最も西側の筋。本線のほかに緑地帯を挟んで側道があり、ここが主な走行場所。道路は広く、区間によっては南北道路で最も幅が広い。歩道に別で自転車レーンが設けられているところもあり、ここまで自転車に優しい道路はない。

阪神高速が上を通る区間もそれなりにあり、ここは空気が良くない。

北端、野田阪神では国道2号線にスムーズに接続するため、神戸方面はこの道をよく使う。南端は臨海線へと繋がっている。大阪南部、和歌山へは臨海線よりも旧国道26号の方が走りやすい。


2.なにわ筋 

大阪府道41号大阪伊丹線

大淀中1ー潮路二丁目

新なにわ筋よりも市内中心部を走る。こちらも側道がある。自転車レーンが整備されている区間があり、比較的走りやすい。

側道に路駐する車が多くなる夕方にかけては非常に走りにくく、追い越しの時に車と接触しやすくなり危険。

北端はそのまま行くと十三大橋へ連絡しており、十三から天竺川経由で北摂東方面、また新大阪へもいくことができる。



3.四つ橋筋N 一部未走

大阪市道南北線

元町2ー大阪駅前西

御堂筋の静脈ともいえる道路は意外と道幅は狭い。自転車レーンはあるものの、路駐する車が多く、あまり意味を成していないのが現状。

大阪駅へはこの道路でも良いかもしれない。


4.御堂筋S 

国道25号,165号

阪神前ー難波西口

梅田から難波への一方通行。大阪の筋といえばこれ、という存在だが、自転車にとってもそうとは限らない。大阪駅付近は交差点の構造上、ちょっと突っ込む気にはならない。また、いくつかの大交差点は自転車の居場所がないような雰囲気。側道がある分、大交差点を突破できれば、「使えない道」ではない。

接続は梅田で国道176号としており、迷わなければ、十三方面などからはそこまで走れないこともない。ただ、御堂筋全体的に人、車は非常に多いので注意が必要。

最近は側道が自転車レーンが整備されようとしている。また、沿道には梅田、中之島、道頓堀、難波などの大阪を代表する地が数多くあり、観光ライドにはこれ以上向いている筋はないと思われる。日本、世界を代表する企業が出店し、交差点ごとに町の名前が目まぐるしく変わっていく。つい、足が止まってしまう筋であることは間違いない。



5.堺筋N 未走

大阪府道102号恵美須南森町線

天神橋1ー天下茶屋東1

大阪ミナミを通過する筋。通天閣付近はあまり治安が良くない可能性がある。

北端は長柄橋があり、ここから新大阪は近い。南端は天下茶屋駅に近いわけではなくまあまあ距離がある。

日本橋、通天閣など、大阪の下町さを感じられる筋。やや実用的か。


6.谷町筋 一部未走

大阪府道30号線大阪和泉泉南線

天満橋ー近鉄前

大阪を通る筋ナンバー2の存在。

道幅は十分あり、車が密集して危険なことはあまりない。

天満橋から先の東天満で国道2号線に接続。また、反対に近鉄前からは阿倍野筋に接続し、大阪南部、和歌山へスムーズにいくことができる。

上町台地の上を縦断するため、他の筋に比べてアップダウンがあるのが特徴。


7.今里筋

大阪市道大阪環状線

蒲生4ー湯里6

淀川経由で京都方面へはこの道か、10.が早く着く。大阪市内中心部から少し離れているため、全体的に流れが良い。信号もあまり引っかからない。一部は道路幅が比較的広く、郊外の余裕がある筋であることがわかる。

北端では国道1号線に接続し、その上この国道1号線を走った上で、京阪本通1は淀川河川敷に近い。南端は長居公園通に接続し、大阪南部方面の道路に接続できる。また、大和川も近く、王寺方面、高田方面へもこの道。



8.内環状線 

国道479号線

稲津町ー浜口

この道路は筋ではないが、内環状線という副称がついており、9.,10.とともに大阪府内の環状道路となっている。

道路の規格が低いわけではないが、全体的に信号が多く、引っかかりやすい。いくつか跨線橋やアンダーパスで足止めされる箇所もある。今里筋を利用した方が良いと思われる。



9.中央環状線 一部未走

大阪府道2号大阪中央環状線

大浜北ー新開橋

こちらは筋でもなく、大阪市内を通っているわけでもありませんが、大阪市内を回避して、高速走行が可能。道路はこれ以上ないほど十分に広く、車におびえることもあまりありません。

国道163号交点と京阪線の乗り越えは考えものですが、これさえ解決できれば、淀川経由で京都方面へはこの道が最速。ただ、淀川を越えると万博付近はバイパスと化すので危険を回避するためにも走ってはいけない。


10.外環状線 未走

こちらはもはや大阪の中でもかなり奈良寄りの道路。どちらかというと車に優しい道路で、高架道路などが多く走りにくい。わざわざ使うような道路ではない。



結論

やっぱり大阪市内は朝早くに抜けるか、輪行したりして早めに抜けてしまうのが最も良い。

神戸方面:新なにわ筋

北摂方面:新なにわ筋、なにわ筋

大阪駅、新大阪駅:なにわ筋、四つ橋筋

京都方面:今里筋、中央環状線

大阪南部方面:谷町筋

奈良方面:今里筋、中央環状線