大阪→津自転車旅なのにゆっくりのんびり行きすぎた旅
春になって、友達が大学に通うため津に引っ越し。その家とやらを見に行こうではないかということで津行きが決定。引っ越した翌日でタイムリーすぎる。しかも決まったのが行く前日の夜でした。
なんかいろいろ実感が湧かない中で出発です。
一緒に行った友達はこの後大変な目に遭うのでした。
朝はいつも通り早い。6時集合のつもりでしたが眠すぎるという2人の意思が合って30分遅らせる。まあ今日は100kmちょいやし楽勝やろう、とか言ってました。(実際には120kmちょっとあった)
2人で走るのは1年ぶりだったので、いろいろ話しながらゆるゆる走ります。大阪市内はママチャリレベルで走っていました。ゆっくり走るのもいい。
で、まずは清滝越えです。なんか新鮮やなーって思ったら、なんと3年ぶり。久しぶりの清滝でしたが、思いの外きつい。あれー!?って感じでした。坂嫌いの友達は早くも疲れていました。
ちょっとアップダウンありまして木津まで。
桜と菜の花が見頃できれいな時期です。
加茂まで行って少し休憩。だいぶゆっくり行ったのでもう10時。なぜかここに来る時はいつも天気が曇り。晴れてるところも見てみたい。
163号に戻って西へ。この道は車が多いのですがこれ以外ないので仕方がありません。
このまま走ってもつまらないのでちょっと寄り道。
笠置から線路沿いに遊歩道があるのでそちらを行ってみます。自転車が乗れるようなところではないので押しながら。
途中、このハイキングコースを歩いておられる方々とお話ししながら。これから津まで行くと言うと、とても驚いておられました。確かにそんな人はハイキングコースに自転車押しながら普通は行かない。
関西線の線路がすぐ隣にあるので新鮮な感じ。
木津川沿いの爽快なコースでございました。
その先は布目川沿い。
空気が爽快です。路面だけは気をつけたほうが良さそう。この道は旧大和街道という昔の道。実は関宿のところまで続く街道です。地図を見ると、今回要所要所で出てくる道でした。
木津川の潜没橋で国道に戻ります。
よくよく考えると木津川って結構すごい川で、大きな支流が多くあります。
例えば、名張川や柘植川、服部川。
名張川はさらに青蓮寺川や宇陀川といった支流を持っています。
高見山や三峰山、宇陀の方、青山の方、柘植の方の水が全て木津川にやってきている。なかなか壮大なスケールです。
そういう木津川は淀川の支流。淀川は木津川、桂川、琵琶湖などからの水が来ており、琵琶湖には野洲川や安曇川などから水が流れ込む。
面白いのが、例えば柘植付近の滋賀と三重の県境に注目すると、県境より少し滋賀寄りに降った雨は野洲川、琵琶湖を通って淀川へ、三重寄りに降った雨は柘植川、木津川を通って結局淀川へ流れる。どっちもゴールは同じだけどルートは全く異なる。
よくよく考えるといろいろ面白い。
そんなことを考える余裕はもちろんなく、伊賀まで国道を進みます。しっかりアップダウンがあってつらい。
途中、道の駅でごはん。ここで買ったお弁当が美味しくてこのあとよく走ることができました!
しばらくして、伊賀の街へやってきました。
せっかく時間もあることなので伊賀上野城へ入城することに。
この城がなかなかおもしろい城で、外観も美しい。
展示は兜や甲冑が多かった印象があります。
頂上からの眺めは全て山。伊賀が明らかに盆地なのがわかります。
規模のわりには観光地然とはしておらず、落ち着いて見回ることができました。
結構ゆっくりしていたので気がつけば津到着は日没ぎりぎりかも、なんてことに。ちょっと急ぎながら行きます。
しばらくは走るのみ。ルートは国道25号。
ちょっと登りが出てくると県境近いかなって感じです。
実は見かけによらずまあまあ上りになっています。
友達も顔が終わりかけになっててチーンってなってました。
でもこれさえ超えれば今日の登りはほとんど終了です。
ピークからは気持ちいい下り。
特に好きな区間が、加太川沿いのところ。
一気に駆け下ります。
関まで降りてきました。
関宿の街並みがきれいに残っている中を走ります。まるでタイムスリップしたかのよう。
関からは県道10号を走り津まで一直線。
渋滞しながらだったので気をつけながら行きます。
ラストスパートです!
津に到着したのはもう日もすっかり落ちてしまってから。朝早くに出発したはずなんだけど。
着いてからは友人宅で次の日まで遊び倒しました!
(終わり)
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