Thunderbird 自転車旅行記

個人的なサイクリング旅の備忘録 サイクリングをしながら鉄道も楽しむ旅へ。よく駅に寄りながら線路沿いをサイクリングしています。現在、サイクリングと並行して駅のスタンプを収集中です。

大阪から和歌山まで ショート自転車旅!


↓大阪→和歌山旅の最新版もどうぞ!




「大阪から和歌山まで自転車で行く」
なんだかんだで結構な回数行きました。
ここで、阪和間のルートをまとめてみました。


自宅発 15:00
よくある午後だけ時間があるタイプ。今回もその日でした。和歌山までは約70キロなので、待ち時間も含めて平均20km/hと考えれば、3時間半で行けたらいい方なのかなと自分で勝手に思っています。なので今回はそれを目指します。
今までは和歌山となれば1日ものに近かったんだけど、、、。ちょっとなめすぎに思います


阪和間の南北の道路といえば、およそ
1.国道26号線(ニーロク)
2.旧国道26号線(キュウニーロク)
3.大阪府道29号線(臨海線)
4.大阪府道30号線
5.紀州街道
この5つになると思います。(泉佐野までなら)


今までは1.のニーロクを使っていたのですが、欠点が色々と思い浮かびます。
・信号が多くてストップアンドゴー状態
・自転車通行不可の高架がまあまあある
・最後は車専用のバイパスとなり、自転車はさようなら
なんとなく、自転車向けの道ではないことがわかります。非推奨。


個人的には2.の旧ニーロクが1番いいと感じました。何しろ、
1.自転車レーンが泉佐野まであって安心
2.信号には意外と捕まらない
3.自転車通行不可の高架なし
4.和歌山までの道路にシームレスにつながる
今回はこれで行ってみました。


他の道路なのですが、3.は大型車両や自転車通行不可の高架の回避,4.は通行量の割に道幅が狭いということを理由に使いませんでした。
5.の紀州街道は案外走りやすかったりしたので興味のある方はぜひ。


とはいえ、大阪市内からであれば国道26号線で大和川を渡ります。
渡った先には阪神高速6号大和川線鉄砲出入口があります。出来立てなのでいろいろきれいですが、何しろ掘削構造なので実態は地面の下です。
そのあとすぐの大浜北町交差点で直進します。ここが国道26号線との分岐で、ここから旧ニーロクに入っていきます。横断歩道で渡れるのがうれしい。
道路に余裕があるので、走りやすい。このまま泉佐野までは少なくとも止まりません。
南海線とおよそ並行していますが、間に建物が挟まり続けるのでほとんど見ることはできません。残念。
浜寺公園が右に、そして阪堺線が左に見え出して、浜寺公園駅。レトロな駅舎に惹かれながらも、今回はパス。
伽羅橋(きゃらばし)で高師浜線をくぐり、その後、泉大津、岸和田の順に進みます。
自転車レーンには多くのサイクリストが走っているので(全員がスポーツバイクではない)、バンバン抜かします。対向車線も結構な数のサイクリストとすれ違いました。


岸和田で岸和田城を掠めます。初めてだったので、外から少しだけみました。柳とお堀、そして石垣の上にそびえる城。美しい。だけど、他の城との違いがわかりませんでした。歴史には詳しくないので。結局止まったのは数分でした。あまり時間をかけていると、日が暮れてしまいます。


貝塚、泉佐野と続きます。あまり言うことがなく、ただ自転車レーンを飛ばす。


空港連絡橋との交点 16:40
高架がいくつかに分かれているのがきれいですが、周りには特に何もありません。


橋をくぐると雰囲気が変わり、今までの建物の連続から、余裕が出始めます。


南海線を越えて、分岐点があります。
1.孝子峠から和歌山(南海線)
2.雄ノ山峠から和歌山(JR,阪和自動車道)


峠としては、孝子峠は標高100mで交通量多し、雄ノ山峠は標高180mで交通量少なめなのですが、孝子峠は行くまでに海岸線のアップダウンがあり、結局標高としては相殺されます。
どちらの峠も同じくらいの難易度であることを踏まえ、今回は雄ノ山峠経由で行きました。空気もいいので。


下出交差点で左折し、和泉鳥取駅まで行きます。今回はルートミスで下出北で曲がってしまい、自転車通行不可の高架の餌食となりました。この辺りは正直これといったルートがない。


和泉鳥取駅 着 17:20 時刻表収集
概ね1時間に4本。決して不便では無いと思います。むしろ多い?
田舎あるあるで、早朝の方が電車が充実しているということがあります。和泉鳥取も、5時台は2本、6時台は1本です。何故?


さて、いよいよ山越え。といってもずーっと登りではなく、たまに足休めの平坦部分や下りの部分があるのでそこまで辛くはないはずです。何回か高速の高架を潜り、意外とすぐに
山中渓駅 着 17:30
いかにも昭和な駅舎です。簡易ですが、切符を買う機械はあり、自動改札機もあるので外は昭和、中身はそうでもないといった不思議な感じでした。駅舎の横はこれまた古風な歴史街道の説明看板があり、より雰囲気がレトロになります。河内堅上駅同様、春は桜がきれいな駅として知られているので、また春に来てみたいと思います。駅前は閑静で、店舗や家が並びます。コンビニはないようです。


駅舎の観察もほどほどにして、先へ。そういえば、先ほどから寒い。麓とは気温が違うようで、半袖半パンできた私にはきつい。その分空気が澄んでくる。


登りの途中にある下り坂に、和歌山県の看板があります。近くには日本最後の仇討ちの地である境橋があるようでしたが、何しろ坂の途中なので見逃してしまいました。


さらに登っていき、阪和自動車道の道路をくぐり(夜近いと暗いのでライト必要)、最後のひと頑張り。「和歌山市高畑」という看板が峠です。あたりは高速道路の切り通しがあるので静かではありません。


ではお楽しみのダウンヒルですが、下り坂の勾配がかなりきついのでドロップハンドルの下を握って降ります。あまり調子に乗っていると、急カーブに対応できず事故の原因になるのでやめた方がいいと思います。自分から自転車を漕ぐことは降りるまでありませんでした。自分で漕いでないのに、あとでメーターを見ると、52.8km/h出てました。恐るべし。


遠くには和歌山JCTの高い高架と和歌山市内が見えます。とても美しいのですが、あの勾配で写真を撮ろうと止まるのはかえって危険かも。


降り終わって、県道7号を進みます。
この辺りで日が暮れてしまい、あとはただ走るだけ。謎の小さな虫がシャワーのように降りかかってきましたが、サングラスで対応。しかし、視界が暗くなってしまう。


紀伊、六十谷と過ぎて、六十谷橋を渡り、あとは和歌山駅へ。とりあえず東口へ向かったのですが、そこまでの道がかなり狭く、車2台で道はギリギリでした。ここはルート改善の余地があると思いました。


大回りでみた踏切を越え、ようやく駅近くで道幅が大きく広がります。



そして、
和歌山駅 着 18:30 時刻表収集
目標通りの所要時間でした。
東口の方が西口よりも駅はこじんまりとしています。時刻表は、大回りの時に取り損ねた和歌山線の蛇腹を収集しました。


さて、ちょうど夕食時だったので、和歌山県民御用達のグリーンコーナーに行ってみることにしました。
大混雑の井出商店を通り過ぎ、イズミヤ和歌山店へ。1階のフードコートにグリーンコーナーがありました。そこまで人が多くなかったのが良かった。てんかけそばとグリーンソフトを購入。ソフトは食後にできるので、ソフト引換券がもらえます。


少し待って、てんかけそばを食べました。結構素朴な中華そばといった感じで、味もさっぱりで美味しかったです。生姜が効いているのがいい。ただ、パンチが欲しい時には向いてないかなと思いました。


ソフトは、抹茶味があっさりしていて一瞬でなくなりました。個人的にはもう少し抹茶が欲しかった。だけどあっさりなのがなぜかハマる。氷のようなしゃりしゃりした食感も素晴らしい。


その後和歌山のスーパーを物色。
惣菜コーナーに柿の葉寿司とめはり寿司があったので迷わず購入。アイスコーナーにはここにもグリーンソフト。安くはないですが思い出に購入し、ドライアイスを入れて持ち帰りました(帰る頃にはやっぱり溶けてしまった)。


和歌山駅へ戻り、輪行の準備。久しぶりに時間に余裕がある。駅前は大阪のように人はおらず、とても少なく感じました。駅の中も、乗った電車もそうでした。


偶然乗ったのが快速で和歌山からいきなり快速運転します。山中渓も、紀伊鳥取も通過。あっという間に天王寺です。



今回はショート旅でしたが、長さのわりに収穫は多かったと思いました。この経験を生かして白浜方面に行きたいと思います。


ただ、今はどこの観光地も混んでいると思うので、これからしばらくは穴場に行こうかと考えているところです。





後日、白浜まで自転車で行き、無事成功しました。こちらの記事です。
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