Thunderbird 自転車旅行記

個人的なサイクリング旅の備忘録 サイクリングをしながら鉄道も楽しむ旅へ。よく駅に寄りながら線路沿いをサイクリングしています。現在、サイクリングと並行して駅のスタンプを収集中です。

<岡山からのサイクリング>岡山から広島へほぼ2号線なしの200kmロングライド


※大阪人が書いた記事です。現地情報に関しては誤りがあるかもしれませんが、ご了承のほどよろしくお願いします。


 さて、今回は岡山から広島に行くわけですが、これは岡山ライドの続きです。興味のある方は大阪•岡山ライドの記事もご覧下さい。



 今日のスタートは岡山駅。さすがに都会、、、だと思ったのですが、在来線の車両の老朽化がひどい! そして車両の色が黄色か赤色で鮮やか! 基地の車両が専ら115系やキハ40などの国鉄車両で驚きました。味があっていいとは思うのですが、岡山の方はどう思っておられるのでしょうか、、、?


 岡山駅発 7:30   時刻表収集
なんと!岡山版の冊子というよりかは本をもらえました!大盤振る舞いです。厚みもかなりあります。もちろん岡山駅の時刻表も。


 次は倉敷。
意外とすぐなのかなーと思って進む。


 あれ?ここどこ?   
 道に迷う。初めてのところは慎重にいかないと。幸先悪し。


 結局20分以上は無駄にしましたが、気にせず行く。


 それにしても向かい風。予報では1日中だそうです。
 今考えれば、広島スタートの方が良かった! 
 でも自転車で行くところは未知のところの方が楽しみなので。


 岡山からは県道162号線、国道429号線で国道2号線を回避。今日はひたすら国道2号線を回避します。


 すぐに田んぼが見えだすのどかさがある岡山。


 そう言えば、先ほどから車が危ない。対向車線から曲がってくる車が、少しの隙で通ってくるので恐怖です。これは実は広島まで悩まされました。もう少し余裕を持って走っていただきたいのですが、、、。奈良県の方がお手本です。


割とすぐに倉敷に到着。 8:45 時刻表収集
JR:倉敷駅ポケット版 水島臨海鉄道:ポケット版 ポスター版


近くにかの有名な美観地区があるので、寄ってみました。
1度きたことがありますが、やはり、美しい。城崎温泉とはまた違った川沿いの街並みです。



朝早かったのでどこもお店は空いていませんでしたが、町並みを楽しむことができました。


先ほどの道に引き返して、再び国道2号を振り、高梁川沿いへ。遠くに水島のコンビナートが見えました。若干の薬品臭はしますが、そこまでです。四日市ほどは。
距離があるからかな?
高梁川を渡る橋は歩行者用のものがあり、安全です。少しもったいないくらいです。


しばらく行くと、自然と国道2号にぶつかります。今回は三原までのみ国道2号です。
さすが幹線。危ない。少し飛ばしすぎではありませんか?


また、謎の地名に出会いだすのがこの時から。浅口市とは? 笠岡市とは? ※今回で覚えました。
途中、鴨方駅には休憩で寄らせて頂きました。駅舎が綺麗だったので。時刻表はありません。
それにしても貨物列車が多い!ひっきりなしという表現が正しいです。普通電車よりも多い。


国道2号は山岳区間へ。割とすんなりと進むことができます。今回のキーワードは
「繰り返される小坂」です。
1つ1つの坂は大したことはありません。しかし、何個もあると苦しい。これは、呉まで。


そして、広島県突入! 11:00
最初の市は福山市です。この市はさすがに知っていますが、行ったことはありませんでした。もうこれで徳山とは間違えないでしょう。


右手に福山通運やエディオンの本店を見ながら、市の中心へ。
なかなか都会です。


福山駅到着 11:30 時刻表収集
駅自体の時刻表はなく、路線の蛇腹のものになります。これは広島まで続きます。
駅からは福山城が見えて、いいところです。
駅に、初見では読めないような観光列車のパンフレットが置いてありました。La Malle de Boisと書いて、ラ・マル・ド・ボァと読むそうです。
ラ・マル せとうち しまなみ ことひらの3種類があるそうです。サイクルスペースがあるというのは嬉しいのですが、運賃はそれなりに。


福山の次は尾道。
赤坂バイパスは自転車がどうかは分かりませんが、バイパスの手前に自転車は県道54号線に行くように促す看板があったので安全に行くことができました。


備後赤坂駅で小休憩。12:15
レトロな作りで、昭和感漂う駅です。もちろん時刻表は置いてありませんでした。


山の間をすり抜けていくようにして進み、バイパスの高架をくぐると、松永のあたりに出て、栄え始めます。
まもなく尾道市に入り、小高い山が近づいてくるに従って、海峡が見え始めます。クレーンが高い。今回、クレーンはよくみた気が。


そして、尾道大橋をくぐります。造船工場や狭い海峡に合っています。


観光地感が出てくると、尾道駅に到着。13:15   時刻表収集 路線の蛇腹です。
おしゃれな駅舎です! それに、観光をしている方々が多い! 尾道ラーメンのお店はどこも大行列で驚きました。今や大人気の観光地となりました。
ラーメンは諦めきれなかったので、空いているところを探して実食。いやー美味しい! さっぱりとした醤油ラーメンという感じでした。塩分補給にぴったり。


駅前には港があり、しまなみ海道のスタートがありました。雨ということもあってか、人はほぼいませんでした。いつかは行ってみたいと思います。その時はここまで自走、、、? 不可能ではない。


国道2号に復帰。左から、海峡、道路、線路という国道2号のどこかでみたような景色の中を進んで行きますが、道路が片道1車線なので油断してはならない。そして、海が近い。


すっかり観光地感は薄れた中を進んでいく。貨物列車が本当に多い。


しばらくいくと、留置線が見え始めて、糸崎駅到着。 14:45   時刻表はまさかのなし。
列車の行き先で有名な駅名ですね。駅舎の駅名看板が国鉄感満載。あくまで留置線があるから、というわけで特に栄えているというわけでもありませんでした。ただ、次の駅が三原なので少しは活気があります。


すぐに三原駅到着。 15:00   時刻表収集
大量の時刻表をゲットできます。広島、山口版の冊子というよりは本をもらえるのですごい。新幹線は昼間はおよそこだまのみで1時間に1本。新幹線駅としては、もう少し栄えていて欲しいです。でも、個人的には思っていたよりも栄えていました。


駅の近くには港があり、港町の雰囲気です。そういえば今回よく港を見ました。この辺りらしいです。


三原からは国道185号線に入ります。一度、呉に行ってみたいという思いや、海岸線の方が走りやすいだろうという予想からです。
結論から言うと、三原から呉までがもっとも過酷な区間でした。


今日は向かい風なわけで、海岸線など走りやすいわけがありません。漕いでも漕いでも漕いでも進みません。
国道2号経由の方が良かったのだろうか、、、。
景色はかなりいいので、今度は風向きを注意してくるべきだと思いました。


だらだら走行が続く。5キロおきにある呉までの距離表示。今回に限っては進んでないことの認識を強めてしまったのでありがたくない。


次の停車駅は竹原です。


呉線の新型車両227系によく出会いました。呉線はこの車両で統一されていると言うからいいですね。そもそも広島は国鉄車両の博物館だったので、新型車両の導入は吉報だったのではないでしょうか。
愛称は"Red Wing''。
 Thunderbird くらいかっこいい名前だと思いました。車体も赤が基調で、広島らしさが感じられます。
今日で何回抜かされたことだろうか、、、。25km/h制限があるにも関わらず、速い。


駅名は、安芸なんとかという駅が多かったり、漢字一文字の駅が多かったりして特徴的です。
今回はほぼ呉線沿いなので、簡単に駅を巡ることができそうです。


相手はトンネルが多いのに、こちらはトンネルが少なめなのでその分登り要素があったり。


途中、エデンの海の展望台があって、眼下の海にぽつぽつと山が浮いているような景観はとてもよかったです。


なんだかんだでぼちぼち進み、竹原駅到着。 16:45
安心感があります。三原からここまでお店も少なかったので。駅にはセブンイレブンが入っており、驚きました。


竹原の次は、、、。呉かー。遠い!
景色にはなんの文句もない。ただ、長い道のりに雨と向かい風、そして数々のアップダウンが重なると地獄。


数々のトンネルを抜け、広の街並みを過ぎ、長ーい快適な休山(やすみやま)トンネルを抜け、
呉駅到着 19:00
遠かった! 我慢の区間。 同時に国道185号線を完走!
きつくて感想もない。


すっかり日も暮れた呉駅は、思ったよりも近代的。周りは新しい建物はないけれど、古くはないといった感じ。駅の在来線のロゴが115系でした。馴染みがあるのか、それとも?
観光したかったのだけれども。広島まで行くのでまた来たときに。


ここまでくれば広島は近い。国道31号に乗り換える。
ただ、ここまでだらだら走行が続いたので、夜間走行となってしまった。
急にトンネルが多くなり、歩道は自転車1台がギリギリ。トンネルも長め。
でも、呉線が今まで以上に寄り添うので、何かあっても少しは安心。駅間も狭めなので。また、本数も多めです。
そして、アップダウンもほとんどないので高速走行可能。


左を見ると、海を挟んで向かいの街の光が幻想的。おっと、よそ見は禁物。


海田市(かいたいち)駅付近まで走り抜ける。
外灯は少なめだけど、交通量は多い。ライトは必須。


自然と国道2号にぶつかり、久しぶりの国道2号を走る。


広島駅までの道があまり思いつかなかったので、とりあえず国道2号を進み、適当なところで右折することに。
バイパスだけれど、比較的自転車には親切な設計。歩道付き。市街地に入ってきた。


出汐町(でしおちょう)という交差点で右折し、市街地へ。
近くにマツダスタジアムがあるようなので、寄ることに。
驚いたのが、かなり駅前でも住宅街があること。大阪ではあまり考えられません。


そして、広島駅到着! 21:00   時刻表収集
意外とかかりました、、、。風向きは調べないと。


さすがに都会。明るい。照明がギラギラとしていました。
駅前からは路面電車が発着していました。広島では割とポピュラーな感じです。もちろん時刻表を集めようとしたわけですが、基礎知識がなかったわけで、窓口で「何号線ですか?」と聞かれた時は焦りました。とりあえず全ての路線を頂きました。


JRの時刻表は、ピンクの表紙で、全て路線の蛇腹のもの。広島駅自体のものはないそうです。えー!?


コンビニではカープデザインの中国地方版時刻表が発売されていました。タダではないようです。


駅の中のレストランも軒並みしまっていたので、そのまま帰ることに。もっと早くついていれば。


大阪まではみずほ号で。22:12発で新大阪着23:37。所要時間はわずか1時間25分。あぜんとしました。
みずほ号なら寝ることができるので安心。寝過ごす心配がありません。寝ませんでしたが。


これにて広島ライドは終了。
これで大阪から広島までは行ってみたことになります。次は下関までですね。これを行った後は、通しで行ってみたいです。


さて、東広島経由と呉経由はどちらが良いのだろうか、、、?