天王寺などの大阪南部方面⇄高槻・京都・三ノ宮・神戸・宝塚へJRで切符を分割して安く行く方法⁉︎
切符を普通に買う、あるいはICOCAなどのICカードで普通に移動する時と、今から紹介する「切符の分割」という方法で移動した時とでは運賃が変わることがあります!
今回はこれを紹介していきます。
このワザは天王寺周辺や大和路線、阪和線方面からの移動でも使え、主要都市に安く行くことができる方法なので覚えておくといいと思います!
ポイントは大阪駅です。
例えば天王寺から京都に行くことを考えます。
通常、天王寺から京都の運賃は940円です。
が、天王寺から大阪までの切符と大阪から京都までの切符で移動すると、天王寺→大阪200円と大阪→京都570円の計770円で移動でき、170円安くなります。往復では340円で、結構大きいです。
切符の買い方
乗る駅から大阪までの切符と、大阪から降りる駅までの切符の2枚を購入します。
例えば、天王寺で乗って京都で降りる時、天王寺から大阪までの切符と大阪から京都までの2枚の切符を購入します。
切符は普通の券売機では乗る駅から大阪までの切符しか買えず、大阪からの切符は買えません。
そのため、みどりの窓口で購入する必要があります。(これが最速)
ある程度知られた購入方法なので、スムーズに購入できることが多いと思います。
が、西日本ではたまに断られる駅があります。
これは分割切符が違法だからではなく、他駅発の切符を発売することは基本的にないからです。
ICカードで一旦大阪駅で改札を出て入り直すのと同じなので、これがもっとも良い方法だと思われます。
(切符を買う手間も省けて案外最速でいいかも?)
また、最近増えてきた「みどりの券売機」でも購入することができます。(これはちょっと時間手間と時間がかかります。鉄道ファン向けかも笑)
ちなみに、みどりの券売機で他駅発の乗車券を購入する方法を調べると出てくるので、これを参考にして同様の区間の2枚の切符を購入します。
切符の使い方
乗る駅の改札では、2枚の切符のうち乗る駅が含まれる方の切符1枚を自動改札機に入れます。
例えば、天王寺から京都の場合、天王寺→大阪、大阪→京都の2枚の切符のうち天王寺→大阪の切符のみを入れます。
降りる駅に到着したら、2枚の切符を同時に自動改札機に入れます。これで出場できます。
もし不具合で通れなくても、駅員さんに言えば通してもらえます。
ICカードであれば、大阪駅で改札を出て入るだけです。
安くなる区間(必ず確認してください)
大阪で切符を分割した場合、ある程度安くなるのは
大阪環状線(大阪以外)各駅
ゆめ咲線各駅
阪和線各駅
大和路線各駅
⇅
高槻・京都・三ノ宮〜神戸・宝塚
※ただし、例外もあります
必ず個人で計算してください
例えば、大和路線王寺から京都の場合は奈良線経由の方が安くなるので普通に切符を買う方が安いです。
(参考)主要駅同士の割引額
天王寺⇄京都 940円→770円 △170円
天王寺⇄高槻 560円→460円 △100円
天王寺⇄三ノ宮 730円→610円 △120円
※天王寺⇄大阪が200円です。
切符を分割して安く移動することは、実はこれ以外の区間でも起こります。
検索するサイトもあるので旅行の際に計算してみるといいかなと思います。
☆なぜ安くなるのか?
JRと競合する私鉄線(阪急、阪神など)との運賃の差が小さくなるように、ある特定の区間だけ運賃が安くなっているからです。(特定運賃といいます)
例えば、大阪から三ノ宮ではJR線、阪急線、阪神線が競合しています。
もし特定運賃がない場合を考えます。
JR 大阪→三ノ宮 560円(30.6km,電車特定区間)
阪急 →神戸三宮 320円
阪神 →神戸三宮 320円
これではいくら早いとはいえJRから客が遠ざかってしまいます。このことを防ぐために、特別に運賃を安くしているのです。
現に、大阪⇄三ノ宮は410円です。
(参考)
なお、切符を分割することで安くなるのには他にも理由があります。
乗車距離km / 運賃
1〜3 150円
4〜6 190円
7〜10 200円
・
・
101〜120 1980円
121〜140 2310円
141〜160 2640円
乗車距離が短いときは運賃間隔が数十円ですが、
距離が長くなると、対応する距離の間隔と運賃の間隔は大きくなっています。
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