Thunderbird 自転車旅行記

個人的なサイクリング旅の備忘録 サイクリングをしながら鉄道も楽しむ旅へ。よく駅に寄りながら線路沿いをサイクリングしています。現在、サイクリングと並行して駅のスタンプを収集中です。

<アワイチ> 淡路島1周150キロ ロングライド!!!

関西のサイクリストならば誰もが知る「アワイチ」。今回はこれに挑戦しました。もちろん1周の150キロです。
ただし今回はクロスバイクの友達を連れて3人でいくことになったので、おそらく12時間はかかるのでは、、、?と予想。さて、どうなるか。


記録
まずは明石まで輪行しました。
3:00起床。4:40自走にて大阪駅着。輪行準備。5:00大阪駅始発の普通西明石行きに乗車。6:04明石駅着。輪行解除。少し走って6:30ジェノバラインの始発に乗車。6:45ごろ岩屋港着。輪行解除。そしてスタート!


流れとしてはこんな感じでした。いわば、淡路島に最速で着くスケジュールにしました。
朝があまりにも早くなったので集合に遅れてしまう人がいるのではないかと思っていましたが、なんとかセーフ。そして大阪駅始発の電車に乗り込めました。
電車に乗っている人が意外にも多く、驚きました。始発電車の使命でしょうか?私には想像もつきませんが。冬に近づいているので夜明けが遅く明石駅手前までほとんど景色が見えず残念でしたが、違和感満載の電車でした。
明石駅を降りるとなぜか霧で、異世界のようでした。さっさと輪行解除して、ジェノバライン乗り場へ向かいます。ここでちんたらしていると意外と時間がないので注意が必要です。というのも、少し港までの道を間違えてしまったので。
ちょっとギリギリで船に乗り込み、自転車を置き場に置き、係員さんにひもでくくってもらい、座席へ。景色がこれまた霧でイマイチでしたが、おそらく晴れていればいいのではないかと思います。乗船はわずか13分です。乗車率はわかりませんでしたが、おもったより多かった印象でした。
ちなみに片道運賃は乗船料530円、自転車乗船料240円で合計770円でした。ちなみに輪行状態でも自転車乗船料は払わなければなりません。自転車乗船料を知らなかったのか、びびっている人がいましたが、、、。


さて、淡路島に上陸。車以外では初めてです。そして、いよいよアワイチスタート!


さっそく近くのコンビニに寄り、最終調整。食料をしっかり買っておきます。
コンビニですが、島南側を中心にない印象でした。買っておいて損はありません。また、途中で帰るなどということはできないので、そのあたりは注意が必要です。


さて、ライド開始。
しばらくはほぼ平坦コース。海はまだお預けです。さまざまなトレインが走っていたのでタダ乗りをすることができます。しかし、自分のトレインが相手のスピードについて行けなさそうだったので断念。ゆるゆるといきます。ただ、信号がほとんどないので平均速度は高め。


何故かよく紹介される神様の高い像は意外とすぐにあります。


しばらくはコンスタントに走ります。誘導看板は分岐のところだけにあり、キロ程看板は5キロ間隔でありました。ちなみにブルーラインや青矢羽はありませんでした。ただ、交通量はそれほどなので大丈夫でした。


しばらくして海が見え始めます。まだいろいろ店があって安心。
淡路島には北から淡路市、洲本市、南あわじ市があります。それぞれ結構デカめの市なので、ひとつ抜けるのに時間がかかりますが、淡路島に3つしか市がないのだと考えれば、気にする必要はありません。というか、1つの島に3つの市があることってすごいかも。


洲本市を抜けると店の数が減っていきます。心配なら、ここで買ったほうが本当にいいと思います。洲本を出ると、由良から阿万(福良の近く)まで数十キロコンビニがないので注意。またレストランはその区間に1軒のみだった気がします。とにかく洲本まででなんとかしましょう。


洲本を出ると、自然が増えていきます。のどかな感じになっていきます。由良あたりはのどかでよかったです。これが中間地点までの最後の町となります。さて、いよいよあれが始まってしまう。


ヒルクライムスタート!
1.立川
アワイチ最初の上りです。確かにつらかった。1車線の山道を淡々と上っていきます。で、何よりつらいのが登坂中間点の看板!!! だいたいやばい坂のところには坂の情報が書かれた看板が立っています。3箇所くらいあったかな。その坂のそれぞれで登坂中間点を示す看板があります。何がダメかというと、これだけ上ったのにまだ半分ですか!という感情が起こってくるためです。できれば見ないようにしたいものですが、、、。なんだかんだで全部見ました。
結局足はつかずに上り切れましたが、後の2人は姿もなかったのでしばし休みます。今回はなんとアワイチ上の全ての坂の頂上で止まりました。これってすごい?
後の2人が追いついたところで下ります。立川水仙郷は水仙がきれいだそうですが、今は見頃ではなくスルー。9:15
とはいえ、併設されているナゾのパラダイスとかいうアレな建物のおかげでなんか少しカオス。山と山の谷間から海が見える景色はとてもきれいでした。しかし、ナゾの、、、(以下略)。
一回のピークで終わりとはいっていません。何回か上って、ようやく本当の下りに差し掛かります。
海までの坂は急カーブが連続して危険でした。クロスバイクの友達が曲がり切れずクラッシュ!!! かすり傷で済みましたが、安全第一ですよ!本当に。


さて、アワイチはいよいよ醍醐味の部分に入っていきます。南あわじ水仙ラインです!
本当に海の横を走っていく、ド海岸線の道です。本当に快適、、、。かと思っていたのですが。
当日は強烈な西風でした。つまり、ここから鳴門海峡まではずーっと向かい風というわけです。風のことを考えれば反時計回りもありですが、常に海に近い時計回りの方がやっぱりいい。島は時計回り、湖は反時計回りに限ります。
とはいえ景色は最高! 今回のハイライトとなりました。途中、何個か建物がありましたが、全てパスしました。このペースだとあまりゆっくりできない。
向かい風がすごいので他のトレインを頼ります。でもやっぱり自分のメンバーがついていけないので元に戻る。他の人の顔がすごかったので自分が頑張って牽きますが、やっぱりついてきていませんでした。
そろそろ自分も疲れてきたのでもう一度トレインを頼ろうか、、、と思って走っていると、後ろに何人かいるではないか!?頼ろうと思うと頼られる。これがアワイチ。後でもう一回くらい頼られました。
さて、平坦な海沿いを存分に楽しんだあとは、お決まりの上り。


2.灘
これは1番斜度がきつい坂でした。ちょっとだけこれは押していきました、、、。途中で灘土生(はぶ)海岸の景色を見られるので逃したくないところ。今度は寄ってみよう。
灘からは淡路島の南にある沼島に船が出ています。興味があるので、行ってみたいところです。


坂の後は、内陸部に入っていきます。なぜか新鮮。田んぼが広がる地帯です。
阿万にある分岐を見逃さないようにして、さらに進むと、また。


3.福良の手前
きついですが、なんとか足をつかずに上り切れましたが、やっぱり後の2人は、、、。10分後、再出発。
これを下れば福良に着きます。12:00
久しぶりの街に、少し興奮。港町といった感じで、大きな船がいくつか泊まっていました。
これまた久しぶりのコンビニに寄って、補給。寒かったのでピザまんを。これがしあわせ。とろけるチーズがいい。
ちょうどお昼時だったのでどこか食べに行こうと思いましたが、思ったより混雑。道の駅うずしおでハンバーガーを売っているということでこれを狙いました。
結構休憩して、再開。体よ、早く温まっておくれ。


幸先よく道を間違え、引き返し。正規ルートは、、、。
4.鳴門海峡付近の山々
名前が雑ですが、鳴門海峡付近の道がほとんどアップダウンの道だったのでこんな感じに呼びました。意外とゆるくない。みんな大丈夫かー!
パーキングスペースがあったので少しよると、大鳴門橋が見えました。ついにか!という喜び。そして、まだ半分もある後半への心配。
道の駅うずしおまで結構下ったので帰りは上り、、、。今は橋とハンバーガーだ!


大鳴門橋 着 13:30
めっちゃ人多い。なんで?Go Toですか?
とりあえず橋を見ます。社会で習った大鳴門橋。結構向かいの四国側が近くにありました。うずしおは残念ながら見えず。やっぱり有名な橋だけあって見応えあり。ふと横を見ると大きなオニオン像が。淡路島ですから。
さてとハンバー、、、ァ!? まさかの大行列。1時間ものの列でした。相談後、やむなく断念。道の駅は大変混み合っていて、レストランは高すぎて手が出ず。お土産はかさばるので港までやめておこうと思っていたので買わず。結局橋を見にきた、ということに。でもよかった。橋を見られて。
道の駅の外のベンチでコンビニパンを食べます。ハンバーガーのにおいが漂う中ですが。
まもなく後半戦です。
とはいっても、距離もあまりなく、坂もだんだん減ってくるのでここまでよりは楽になるはずです。風も無くなるだろうし。


再出発。予想通り下った坂を上る。そして、さらにさらに西岸方面への分岐からさらに上りが続く。長い坂が続きます。テンションが下がりますが、励まします。
下りに転じるところで一気に下り、また内陸部を進みます。なぜかクロスバイクの友達が来ないので探しに行こうとしたところ、来たので話を聞くと、ライトを無くしたらしい。安いものだからいいよといっていたのでそのまま行きましたが、今日は災難だなあ。


ちょっと進むと、記念すべき積算距離5000kmを突破しました。車か。まだまだ頑張ります!


海沿いの集落を抜けてまたド海沿いの道を走ります。その前に丸山の集落は道がちょっとわかりにくくて、疑って思わず地図を見ました。


ここからは、淡路サンセットライン。南あわじ水仙ラインよりは交通量が多く、止まりにくいですが、景色がいい。波が荒くて、水しぶきが道路まで来ているところもあるほどです。そのためか、異常気象時は通行止めになります。本当にここでサンセットを見ることになりそうです。
最初は坂がありますが、次第になくなっていき、そして今まで旅を共にしてきた向かい風は追い風に変わりました。つまり、快走。
この辺りからようやく心に余裕が出てきました。
緑の道しるべ郡家という公園があったので、そこからサンセットを見ました。
目の前に広がる海に、紅の太陽が沈んでゆく。鳥取砂丘を思い出します。美しい。




日が沈むということはこの先真っ暗になります。街灯が少ないので。前後ライトを点灯します。車が多めなので。
西側は走りやすいので淡々と進みます。途中、すごく賑わっている建物を2つ見つけました。1つがパンケーキの店。もう1つがハローキティのなにか。どこからそんなに人が来たんだ!?という突然さが記憶に残っています。
暗闇を進みます。ゴールはあと少し!
5kmおきのポストも145/150kmとなり、いよいよ大詰め。
ついに白く光る明石海峡大橋が見えました!そうなってくると自然とスピードが上がる上がる。明石海峡大橋下のコンビニでお菓子など色々買い、港へ。
この後道を間違えてしまったのですが、なんとか無事に岩屋港着。20:00
明石海峡大橋下の淡路松帆交差点は道の駅のほうに進むと港に行けます。右の方の上る方は違います。
港はすっかり静かで、暗かったです。自分達以外に自転車軍団はいませんでした。ここでお土産をと思っていたのですが、何しろこんな時間なので買えず。結局明石駅でたこせんを購入。
帰りのジェノバライン。淡路島はきついところだ。そんなふうに思いました。また、いつも姫路方面に行くときに見る明石海峡大橋ですが、これまでとは見方が変わって、親しみを覚えました。


明石港付近の銭湯で体を癒します。サイクリング後は風呂に尽きます。外が寒いので湯冷めしてしまいましたが、そのまま明石駅へ戻り、輪行準備。ほんとは明石焼きを食べて帰るつもりでしたが、何しろこんな時間なのでどこも閉まっていました。普段なら開いているところもコロナで時短営業でした。今日は食に関してはうまくいかなかった。


明石から大阪まで新快速。姫路とかからの帰りとは違う雰囲気。特別感。達成感。そんなものに包まれながら帰りました。


今日は日曜日。明日への疲れが残っていなければいいが、、、!?(結果はお察しを)。


充実のアワイチ。ほかのいろんなところに行ってから、もう一度観光ライドとして来たいと思いました。他の人は「またサイクリング行こう(アワイチ以外ね)」とか言ってましたけど。


今回は13時間もかかってしまいましたが、ほんとはどれくらいで行けるか気になるところです。プロは5時間とか。ヒェー。私も精進です。


さて、次はどこに行こうか。